イギリスのRSPCAのこと1(いぬ編)
昨年の秋に見学に訪れた、イギリスの王立動物虐待防止協会「 RSPCA サウスリッジ・アニマルセンター 」 のことをまとめました。 写真も多く、長くなってしまいそうなので数回に分けて、今回は1〜3までを書かせていただこうと思います。 RSPCAについて センターの様子 犬舎の様子 猫舎の様子 小動物舎の様子 馬、ブタ、鳥の様子 準備室の様子 訪問して感じたこと 1. RSPCAについて RSPCA (The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animalsの略)は、動物福祉を推進するために設立された英国王立動物虐待防止協会のことで、世界最大最古の動物福祉協会といわれています。 名前のイメージから固くてちょっと怖い印象を受けてしまいそうですが、家族のいない保護動物のお世話をしながら 里親 を探したり、虐待を受けている動物や野生動物を 救助 したり、動物福祉に関する 法を執行 したりしている協会です。 使命として、 動物虐待を防止 し、 動物への優しさ を持つ、 動物の苦しみをやわらげる社会作り を目指しています。 2008年の記録によると1505人の従業員を雇用し(ボランティアを除く)、国からの援助はなく、すべて 寄付金 で運営されているそうです。 また、 インスペクター と呼ばれる6ヶ月に渡る厳しいトレーニングを終了した 動物査察官 が、通報を受けたペットの虐待や野生動物のケガなどを査察し、指導やレスキューの対応をしています。 RSPCAの組織は、20の専門的な部門で構成される 本部 、187の 支部 、 24時間体制の病院 が4施設、一般外来のみ受付けている 診療所 が48施設、野生動物を専門に診察する 野生病院 が3施設、 アニマルセンター(シェルター) が52施設、飼育動物の相談に応じる アニマルウェルフェアーセンター が10施設あります。 今回はこの中の サウスリッジ・アニマルセンター に見学に行ってきました。 NPO法人Knotsさん の記事、 bullioさん の記事にもRSPCAのことについてとても分かりやすく書かれていますので、RSPCAの活動について詳しくお知りになりたい方は是非お読みになってみて下さい。 2. セン